こんにちはコン助です!!
個人メドレーに向いている人はわかったけど
レースの時どんな風に泳げばいいのかな?
個人メドレーは泳ぎが変わるから
どの種目よりもいろんな戦略を立てることができるんだ。
自分のベストが1番出せたり、レースで勝てる
戦略を立てることが必要だよ。
中学生から大学生まで個人メドレーをS1としていたコン助が
5つの戦略とそれぞれ向いている人を教えるよ!!
【この記事でわかること】
・個人メドレーの戦略5パターン
・やめた方がいい戦略
【個人メドレーの戦略5パターン】
①平泳ぎセーブ型
オーソドックスな戦略です。
前半のバタフライと背泳ぎは80%の力で泳ぎます。
メリット
平泳ぎをセーブすることで体力を温存し
ラストのクロールでスパートをかけることができます。
平泳ぎは元々1番遅い泳ぎのため
ここで頑張ってもトータルのタイムは上がりにくいです。
そのため平泳ぎでセーブすることで
最後に全力でクロールを泳ぐことができます。
デメリット
多くの人が取る戦略のため
どこかの種目で勝てないと負けてしまいます。
クロールに注力するためタイムは伸びやすいものの
平泳ぎをセーブし過ぎるとクロールで追い上げても
逃げ切られてしまう可能性がありバランスが難しいです。
向いている人
・平泳ぎが得意な人
・体力に自信がある人
・4種目とも平均な人
・初心者
②平泳ぎ攻め型
①とは反対に平泳ぎでセーブせず攻めるパターンです。
前半のバタフライと背泳ぎは80%の力で泳ぎます。
メリット
多くの人が平泳ぎでセーブする中
あえて攻めることで差をつけることができ
または追い上げることができます。
水上で腕を回転させない泳ぎの平泳ぎは
体への負担が少なく多くの人がここをセーブします。
あえてここで攻めることは奇襲でもあり
①ではなかなかうまくいかない人も勝てるチャンスがあります。
最後のクロールは平泳ぎで体力を使っているので逃げ切ることを目標に泳ぎます。
デメリット
平泳ぎで体力を消耗し
クロールで泳ぎが乱れしまう可能性があります。
こうなるとかなり減速してしまいます。
他の種目のようにパワーよりも技術が大事な平泳ぎは
技術が伴っていないとパワーで泳ごうとしても
無駄に力むだけになってしまいます。
難易度高めの戦略です。
向いている人
・平泳ぎが得意な人
・場数を踏んでる人
・クロールが苦手な人
③前半飛ばし型
バタフライと背泳ぎから飛ばして行き後半逃げ切るパターンです。
メリット
力を出し切れない不完全燃焼を防ぎます。
また、バタフライから飛ばすことは
スタートの1番勢いがある状態で行えるため
スタートダッシュを失速させずに済みます。
バタフライと背泳ぎはドルフィンキックとバサロで浮き上がりますが
これが得意な人はスイムに匹敵するくらい速く泳ぐことができます。
鈴木大地選手はまさにそうでしたね。
長くバサロを泳ぐことで金メダルを取りました。
しかし現在はバサロを泳げるのは15mまでと決まっていますが
疲れにくくスピードも出るので
ドルフィンとバサロをが得意な人は前半飛ばした方が有利です。
そして、後半はひたすらに逃げることを考えればいいので
余計なことは考えず全力で泳ぐことだけに集中できます。
デメリット
後半保たないほど飛ばしてしまうと
平泳ぎで執拗に抑えてしまったり
クロールで泳ぎが乱れたりする可能性があります。
バタフライで心拍数がかなり上がるので
心肺機能が強くないと早く浮き上がってしまったり
呼吸が多くなってしまいます。
向いている人
・バタフライと背泳ぎが得意な人
・ドルフィンとバサロが得意な人
・体力に自信がある人
④後半伸ばし型
バタフライと背泳ぎは70%くらいに抑え
平泳ぎでセーブすることなくクロールのスパートまでどんどん上げて行きます。
メリット
体力の消耗が激しいバタフライを抑えることで
後半落とすことなくスピードもを出せます。
特に周りがセーブしがちな平泳ぎから加速することで距離を縮め
クロールに勝負を持ち込むことができます。
デメリット
前半を抑えすぎると後半追いつけず終わってしまうことがあります。
前半飛ばす場合は後半逃げることだけ考えればいいですが
後半攻める場合は前半離れすぎると追いつけなくなり
かといって飛ばす選手に無理ついていくと
後半飛ばすことができず終わってしまいます。
この距離感を考えながら泳がなければなりません。
向いている人
・クロールが得意な人
・冷静な人
⑤中休み型
バタフライとクロールを飛ばして泳ぎ背泳ぎと平泳ぎを抑えるパターンです。
バタフライは90%、背泳ぎと平泳ぎは70%、クロールでスパートをかけます。
メリット
各種目のスピードはクロールが一番速くついでバタフライが速く泳げます。
この速く泳げる種目に絞って攻めることでタイムを上げやすくなります。
背泳ぎと平泳ぎの中の種目でセーブし
バタフライの疲労の回復と呼吸を整えつつ最後のクロールに持ち込みます。
デメリット
背泳ぎと平泳ぎを抑えすぎると
クロールで追いつけなくなったり
または追いつかれたりする可能性があります。
バタフライで疲れ切ってしまうと
背泳ぎ平泳ぎは泳いだものの
クロールでスパートをかけられなくなります。
向いている人
・バタフライとクロールが得意な人
・タイムを重視したい人
【やめた方がいい戦略】
①1種目で勝負する
他の種目を抑えて1種目に集中して泳ぐのは力を出し切れなかったり
追いつけなかったり、タイムも出にくいのでやめておきましょう。
そもそも1種目で勝負するのであれば個人メドレーよりも
その種目で泳ぐことをおすすめします。
②背泳ぎと平泳ぎで勝負する
バタフライやクロールの速い種目を活かして泳ぐことができません。
背泳ぎと平泳ぎで勝負するのは難しいです。
攻める種目にはバタフライかクロールを組み込み合わせたいところです。
【個人メドレーの戦略5パターンまとめ】
①平泳ぎを抑える
②平泳ぎで攻めてクロールでスパート
③前半攻め
④後半攻め
⑤背泳ぎと平泳ぎを抑える
まずは普段の練習で自分に合った戦略を試してみましょう。
個人メドレーはとても辛い種目ですが
ただ泳ぎ切るのではなく勝てるレース
ベストが出るレースができるように戦略を立てましょう!!
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