こんにちはコン助です!!
背泳ぎのターン(ロールターン)って
クロールのクイックターンとはまた違って難しい。
回るのは一瞬だしうまく練習できなくて
何かいい練習方法はないかな?
背泳ぎのターンで大切なことは
「腕を残すこと」なんだ。
具体的には記事の中で説明するから確認してね!!
そして背泳ぎのターン練習はクロールと違って
お家(陸上)で行うことができるんだ!!
陸上だとゆっくりできるし苦しくないから考えながらできるよ。
今すぐにできるから挑戦してみよう!!
タッチターンのコツもあわせて確認しよう!!
【この記事でわかること】
・背泳ぎのターンの流れ
・陸上でできるターンの練習
・水中での練習
【背泳ぎのターンの流れ】
背泳ぎは仰向けで泳ぐため壁が近づいて来たら
振り返って前回りをし壁を蹴って折り返します。
詳しくは
「壁までの距離の感覚をつかむ方法」を確認してね!!
①5mラインの旗を確認
5mラインの旗が見えたら間もなく壁ですので
自分が何回手を回して壁にタッチできるか確認していた回数
引く2回くらいで振り返ります。
プルの強さによって引く回数は変わって来るので何度か確認しておきましょう!!
回数ではなく感覚で距離感がわかる人は振り返るタイミングに合うよう
右手でかいて回るか左手でかいて回るか調整します。
②振り返り
回る直前は仰向けから下向きへと体をひっくり返します。
回る直前の最後のリカバリーのエントリーと共に振り返りましょう。
この時反対の手はリカバリーせずかいたまま太ももで止めておきます。
振り返りと同時にエントリーした手はそのまま太ももまでかきおろします。
実際にはほぼ同時に行うのですが右回りだとして順番をいうと
右手で最後のプル → 右手は太ももで止める →
振り返る → リカバリーしている左手がエントリー →
左手を太ももまでかく → 気を付けの状態 → 回る
上記の流れです。
1つずつ行うとカクカクした動きになるので
実際は同時や少しずれて行います。
③ターンまでの距離の調整
振り返ってタイミングよければそのまま回れますが
少し遠かった場合があります。
この時は焦らず何もしないまま壁に近づくのを待ちましょう。
この時の状態は両腕は体の横にあります。
泳いできた推進力があるため何もしなくても進みます。
少しタイムロスにはなりますが
足が届かないほど遠いところで回るよりずっといいです。
④前回り
クロールのクイックターンは前回りと同時に横回転もしています。
そのため陸上での練習は難しいです。
しかし背泳ぎは単純に水中で前回りをするだけです。
回りすれば自然と仰向けになりそのままスタートできるからです。
<前回りができない人>
前回りができない人はターンの前にこの練習が必要です。
前回りのポイントは顎を完全に引き、お腹と太ももをくっつけることです。
プールで立った状態から床を蹴ると同時に
顎をしっかり引いて後頭部から入水するように意識してください。
その後できるだけ小さくなるためにお腹と太ももをくっつけます。
ここに空間があると回れません。
⑤姿勢を整える
推進力があるので前回りするのに手の動けきは必要ありません。
つまり回る直前気を付けしている手は動かしません。
なぜならば回れば自然と手は折り返しの進行方向に向いているからです。
後はストリームラインを組めばいいだけです。
言い方を変えれば「腕を残す」と考えましょう。
「腕だけ置き去りにして体は回る。回ると置き去りにされた腕は勝手に進行方向にあるから組むだけです。」
ここが背泳ぎのターンで一番大切です。
手をバタバタさせたり体の横に持って来たりする必要は全くありません。
この手の位置を変えず周り
その間にストリームラインを組むことが
もっとも美しく早く無駄のないターンです。
これにより壁に足がついた途端素早く進むことができます。
また、壁を蹴るタイミングは回転し体が水平になった時です。
壁に足がついた時からとすぐ蹴ると足の位置が高く斜めの状態で
スタートし深く潜ってしまったり
反対に回転し過ぎて足が下に下がり壁を蹴っても滑ってしまったり
うまく蹴れても体がすぐ浮き上がり
バサロもしっかりした浮き上がりもできないままになってしまったりします。
⑥壁を蹴る
姿勢が整ったところで壁を蹴りスタートします。
⑤までの動作が遅いとどんどん壁に近づいてしまい
膝が曲がりすぎて逆に蹴りにくくなります。
壁を蹴るというイメージよりも壁についた足が跳ね返されると思いましょう。
そうすることでのびやかな壁蹴りができます。
【陸上でできるターンの練習】
<概要>
実際に子供たちを指導し
「コン助コーチが教えた生徒はみんなターンが上手」と
他のコーチや親御さんから評価いただいた内容です。
陸上で行うことで話しながら行えるので子供たちも理解が早かったです。
背泳ぎのターンは難しい部分である
壁までの距離と振り返りは回る前に行ってしまうので
実際に回っているのは前回りをしているだけで複雑な動きがありません。
そのため複雑なクロールと違って陸上で練習することができます。
陸上で行うことで静止した状態ででき苦しくなく
ゆっくり行えるため考えながら行うことができとても有効です。
この練習で一番大事なことは回ることではなく
回っている間の手の動きです。
<やり方>
※マットや布団の上など前回りをしても痛くないとことで行います。
周りにぶつからないよう注意してください。
①陸上で立った状態でエア背泳ぎを行います。
②振り返りのタイミングで振り返ります。
③手をついて前回りをします。
④ついた手の位置は変えずに回ります。
⑤回り始めると顔が上を向いてくるので素早くストリームラインを組みます。
⑥フィニッシュの体勢は膝を立てたストリームラインです。
<ポイント>
大事なところは③④⑤です。
回るためについた手は水中でいう回る直前に気を付けしている手です。
ついた手の位置を動かさず回りましょう。
腕だけ残して回るイメージです。
すると回る直前は前にあった手が自然と後ろにいきますので
そのまま手を合わせてストリームラインを組んでください。
フィニッシュは膝を立てて
足の裏が床についたストリームラインの姿勢のため
床から体が離れないようにしなければなりません。
具体的には、肩、背中、お尻、足の裏は床についています。
前回りをすると床に触れていく順番は
手→頭→肩→背中→腰→お尻→足の裏です。
手と頭はストリームラインを組むので床から離れますが
他はついた時点で床から離れないようにしてください。
回りきるまでにストリームラインを組んでいられるようになるまで
繰り返し練習しましょう。
<水中での練習>
陸上での練習が習得できたら水中で行います。
5mラインからクロールのグライドキックでスタートします。
ストリームラインは組まなくていいです。
壁が近づいて来たら両手を太ももまでかき勢いをつけます。
この時が背泳ぎで振り返って回る直前に値します。
陸上同様にかいた手は動かさず回り
回りながらストリームラインを組み
体が水平になり壁に足がついたら蹴ってスタートしましょう。
これも足が壁につくまでにストリームラインを組んでいる状態になれるよう
繰り返し練習してください。
【背泳ぎのターンは陸上でするまとめ】
背泳ぎのターンは前回りのみのため陸上で行えます。
陸上で行うことで考えながらできるので早く身に付きます。
ポイントは回る直前の手を動かさない(残す)ことです。
無駄なくきれいに回ることができます。
お家でできるのでお家で練習しイメージを作ってから
実際に泳いで行ってみましょう!!
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